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岸和田だんじり祭 [社会事象]

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撮影日:9月15日
撮影場所:岸和田市

理由:
14〜16日の3日間、
だんじり祭が開催されているから
みなさんに知ってほしかったからです。

説明: 
約300年の歴史と伝統を誇る「岸和田だんじり祭」は、
元禄16年(1703年)、時の岸和田藩主岡部長泰(おかべながやす)公が、
京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、
米や麦、豆、あわやひえなどの5つの穀物がたくさん取れるように
(五穀豊穣)祈願し、行った稲荷祭がその始まりと伝えられています。

当初の祭礼は、「にわか」や狂言などの芸事を演じ、
その後に三の丸神社、岸城神社へ参拝したようである。 
昔は、穀物がたくさん取れるよう祈願したお祭りでしたが、
今は社会の構造も様子も変わってきました。
収穫をともに願い、祝うといったことからはじまった一年に一度の祭りは
時代がかわり、社会が変わる中にあっても、
人々の気持ちの根本に流れる「地域」を結びつける精神は、
ずっと、つながってきています。

だんじりの彫物は漆塗りや金箔などを施さずに、
欅の木目を活かした仕上がりで、彫り物の種類は人物、馬、霊獣、
そして花鳥ものから唐草などの文様に至る実に様々なものがある。

見どころとしては、腰回り、見送り、枡合などで、
そこには戦記物語や神話物語の名場面が彫刻されている。
彫物の題材に取り上げられる物語は、
大衆に親しまれた歌舞伎、人形浄瑠璃、講談での演目が多く、
だんじりには史実と虚構が入り混じった「物語」の世界が繰り広げられている。

彫刻師はそれらの物語を題材として描かれた錦絵や、
絵本(絵入の読み物)の図柄を参考に下絵を描き、
その下絵をもとに立体的な構想を膨らませて欅に匠の技を刻み込む。

江戸時代、だんじりの製作にあたっては藩の許可を必要とした。
これは庶民に質素倹約を強いていた理由もあるが、
彫物図柄の検閲の意味合いが強かった。

当時は彫物に政治批判と受け取られるようなものや、
織田家、豊臣家に関連する題材は規制を受けていたため、
江戸時代のだんじりは主として「三国志」「水滸伝」などの中国の物語や、
仙人、唐子遊び、源平合戦、川中島合戦などが彫られている。

ところが明治に入り、自由な題材を選べるようになると、
地元大阪の太閤びいきから「太閤記」や上方講談を代表する軍談「難波戦記」、
人気の高い「忠臣蔵」などが取り上げられる様になる。

また、明治政府が国家主義的教育を推進したこともあり
「日本神話」や後醍醐天皇に忠義を尽くした
楠木正成らの活躍を描く「太平記」なども登場する。

近年では、各町に伝わる伝承や伝説に基づいた
独自の彫物図柄も数多く見られるようになった。

このように、速いスピードで角を曲がるやり回しだけでなく
彫り物にも注目するとまた違う楽しみがあります。

ぜひ、岸和田祭りをみにきてくださいね

by maichma (12140)



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